『住工共生』のまちづくりに向けて
「ものづくり・まちづくりシンポジウム」開催
主催:世田谷区 共催:世田谷工業振興協会・昭和女子大学
日時 平成21年2月12日(木)午後1時30分~
場所 三茶しゃれなあど「オリオン」
工業事業所の存在がまちの活性化に欠かせないことをテーマに
「ものづくり・まちづくりシンポジウム」が、事業者や住民、行政関係者など
90名が参加する中開催しました。
第一部
大田区の複数の町工場で旋盤工として50年勤め、
町工場を題材とした小説などを多数執筆している作家の小関智弘氏の基調講演では、
ご自身の体験も交え、住工共生の大切さや、町の中で息づいている町工場の
様々な取組みが紹介され、ものづくりの素晴らしさを伝えてくれました。
第二部
昭和女子大学の研究発表では、工場見学(協力:(株)アラオカ、(株)山田精機)での
ヒヤリングや町歩きで感じたことなどをもとに、工場や住居、幼稚園、駐輪場、店舗、広場
などが共生する「まち」の提案がありました。
第三部
最後に、当協会の村上副会長もパネリストとして出席してパネルディスカッションが行われ、
町工場が減少している今、住民と共存していけるまちづくりを進め、
地域に根付いた「せたがやものづくり」を守りたいとの意見もあり、
引き続き「住工共生」に向けて、事業者、地域が一体となって、
まちづくりについて考えることの必要性が確認されました。
また、会場には世工振が作成した「世田谷シンボルタワー」のパネル
や昭和女子大学の研究模型が展示され、多くの人が見学していました。