<「準工業地域に係る指導基準」に基づく事前協議> 

●『準工業地域』とは?  都市計画法上の工業系用途地域のことをいいます。住宅と工場が共存する地域です。  現在、世田谷区においては公施設の用地を除いて、   1.池尻地域   2.経堂地域   3.船橋地域   4.桜新町地域  の一部(現在、区の面積の0.67%に当たる39ヘクタール)が「準工業地域」となっています。

●『指導基準』とは?
 世田谷区が昭和59年12月、準工業地域における工業用地保全について、工業設置者、共同住宅の建築主及び関係工業団体が事前に適切な協議を行うように指導することによって各種の紛争を未然に防止し、土地利用の適正化に資するとともに、準工業地域における良好な生産活動及び生活環境を確立することを目的として、「世田谷区準工業地域における工業用地保全及び共同住宅等の建築に関する指導基準」を制定しました。

●「指導基準」で謳(うた)う「共同住宅等」とは?

・準工業地域において、述べ面積が300平方メートル以上の規模を有する集合住宅及び敷地面積が280平方メートル以上で、その敷地内に分譲、賃貸等を目的として、複数建築される住宅(専用住宅、併用住宅、共同住宅)をいいます。

・これらの建築主は、法令に定める手続きを行おうとする日の前までに、区が指定する図書を添えて「共同住宅等建築計画書」(様式あり)を区に提出しなければなりません。

・「建築計画書」の提出を受けた区長は、工業団体及び当該建築予定地に近隣している工場設置者に通知し、「基準」で規定する項目について事前協議をさせることとしています。

<住工共生まちづくり推進支援業務>(世田谷区委託事業)

 この催しは、操業環境と住居環境の調和のための「コミュニケーションの場」として、地区内のものづくりを営む事業所と区等が共同で、「準工業地域」の理解促進のため、また、地域住民と事業所との交流を深めることを目的に「桜新町地区住工共生まちづくりイベント」として実施したものです。事業所マップ・ガイドブックづくりには、昭和女子大学の学生さんのご協力をいただきました。  このほか、平成24年度より「住工共生まちづくり」をメインテーマとして、年5回「ワーキング」を開催しています。

●『産学公連携による桜新町地区における「住工共生まちづくり交流イベント」の企画・運営』
 「桜新町ものづくりの魅力発見ツアー」

事業所見学
取材記録のまとめ
緊張!発表!
発表後、ホッとして記念撮影

●『桜新町地区における住工共生まちづくりワーキング』

(ワーキングの風景)
(平成24年度作成の事業所マップ)

●「桜新町地区をモデルとしたまちづくりについての提案」発表会

 昭和女子大学田村研究室の学生さん14名により、桜新町地区をモデルに、 「街路」「イベント」「自転車置き場」「小倉庫のある敷地」をテーマとした「私がつくる桜新町」 の提案、発表会が行われました。

田村先生より説明
花房産業政策部部長と発表された学生の皆さん
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